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ネット詐欺 新法制定で件数減少も被害額は増加

デジタル経済社会省によれば、ネット詐欺(インターネットを通じて行われる詐欺行為)は、サイバー犯罪を取り締まる新法制定により1日当たりの犯罪件数が今年初めの約800から現在の約580へと減少しているものの、全体の被害額は逆に増加しているという。

同省のプラサート大臣は、「新法のおかげでネット詐欺がやりにくくなっているが、そのせいで犯罪者はターゲットを絞り込んで、より巧妙な手法で欺しにかかっている。その結果、1件当たりの被害額が以前より増えている」と指摘する。

このような状況に対応すべく、同省では戦略室の強化を図っているほか、既存のアンチ・フェークニュース・センター(AFNC)の機能を高めるために犯罪に機動的に対応できる特別指令センターを設置したとのことだ。 なお、先ごろ制定された新法のもとでは、被害を最小限に抑えるべく、被害者の訴えによって犯罪に使用されている可能性のある銀行口座を迅速に閉鎖することが可能になっている。

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