ポンティップ上院議員 「シェフを訴えるつもりない」
高名な死体解剖医であるポンティップ上院議員がアイスランドで友人らとたまたま訪れた日本食レストランで同議員を嫌うタイ人シェフにののしられ店から追い出されたことがマスコミで大きく取り上げられている。
この件についてポンティップ議員はこのほど、「シェフに同情する」と述べ、法的措置などを執るつもりのないことを明らかにした。議員によれば、レストランに入って料理を注文しようとしたところ、シェフが怒った様子でやってきてスマートフォンで動画撮影しながら乱暴な口調で店から出て行くよう求めたという。
議員自身はこの出来事を大ごとにするつもりはなかったものの、シェフが自ら動画をネット上にアップしたことで、注目を集めることになった。ポンティップ議員は、「お互いによく知らない人からヘイト的なこと言われたりするのは、これまでにもよくあった。そのような人たちには同情するしかない」と述べている。 シェフが同議員を嫌っているのは、首相指名選挙で総選挙で第1党となった前進党の党首に賛成票を投じなかったことが原因とみられている。