セーター首相 「バーツ安は悪いことばかりでない」
10月3日の為替相場でバーツは1ドル37.095バーツという過去11カ月における最安値を記録したが、セーター首相は同日、「バーツ安進行には輸入エネルギー値上がりなどマイナス面はあるが、その一方で、輸出業や観光業にとってはプラスとなる」と指摘した。
通貨の値下がりは国力低下を反映していると見る向きもあるが、輸出にとってはプラスであり、GDP拡大を後押しする面もあることは否定できない。財務相を兼務するセーター首相は、「タイGDPのそれぞれ約50%、約20%を占める輸出と観光は、バーツ安の恩恵を受けることができる。バーツ安はマイナス面ばかりでない」としている。