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ミャンマーで地震 タイ国内でも揺れ 耐震基準議論も

タイ気象局地震観測課によれば、11月17日、ミャンマー東部でマグニチュード6.4の地震が発生し、タイ北部の複数カ所で幾分強い揺れが感じられた。米国地質調査所の発表では、震源地はミャンマーのシャン州東部に位置するチャイントンという町の北約76キロの地下約9キロメートル。マグニチュード4.1、3.5、3.4の余震も観測された。

タイ国内では、チェンライ、チェンマイ、ラムプン、ナーン、メホンソンといった北部の県、ウドンタニ、コンケンなどの東北部の県およびバンコクの複数か所で揺れが感じられた。今回の地震発生を受けて、専門家からは、厳しい耐震基準を設け、将来的に地震で建物の倒壊などが生じないようにすべきとの指摘も出ている。タイ構造工学協会のアモーン会長は、「地震はさほど強いものではなく、北部で建物が倒壊することはなかった。バンコクでは低層、中層、そして5階以上の建物でも揺れが感じられたが、バンコクは震源地から約1000キロ離れており、建物に甚大な被害が及ぶことはなかった」と説明している。

なお、タイ国内では大きな地震が起きたことはないものの、タイ国境近くの隣国で地震が起きてタイでも揺れが感じられることが時折ある。

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