中国からの潜水艦購入 ドイツ製エンジン問題解決に向け「前進」か
タイが中国に発注した潜水艦は、搭載されるはずのドイツ製エンジンメーカーが安全保障上の問題から中国にエンジンを提供できないとして暗礁に乗り上げた状態となっている。このなか、タイ海軍のアドゥン司令官は11月20日、中国側がドイツから提供されたライセンスのもとでタイが希望しているドイツ製エンジンと同様のものを国内生産できるようになったと報告した。
タイ海軍が発注した潜水艦に搭載予定のエンジンはドイツ製CHD620型だが、アドゥン司令官によれば、中国はドイツから同様のエンジンを製造し、その名称をCHD620型とすることを許可されたとのことだ。
この件について、タイ海軍はこれまで明らかにしていなかったが、中国側の許可が下りたことから発表が可能になったという。