青少年犯罪 全国で取り締まり強化 午後10時以降の外出は保護者呼び出し
タイ東部サケオ県で若者グループが中年女性を惨殺する事件が起きたことを受け、トーサク警察庁長官は1月22日、午後10時以降に外出している10~15歳の若者の行動に注意しながら、青少年犯罪の取り締まりを1か月以内に強化するよう全国の警察に命じたと明らかにした。
トーサク長官によれば、午後10時以降に年少者が1人で外出していた場合はそれを記録に残し、保護者から聞き取りを行うよう警察に指示したとのことだ。
また、サケオ県の殺人事件では警察官の息子を含む若者グループの犯行と判明する前に地元警察が殺害された女性の夫を拘束して「妻を殺害した」との虚偽自供を強いたことが問題となっている。22日には活動家の男性が夫の親族を伴って法務省特別捜査局(DSI)を訪れて、「虚偽自白強要にかかわったのは警官2人」と地元警察が説明しているものの、さらに多くの警官が関与していた可能性があるとして、DSIに詳しく捜査するよう要請した。