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野党議員の徴兵忌避疑惑 タイ国軍が詳細調査へ 「軍のいやがらせ」との見方も

最大野党・前進党のチラット議員に徴兵忌避疑惑が浮上している問題で、タイ陸軍領土防衛司令部(TDC)の担当者は2月2日、同議員が徴兵忌避でなく徴兵免除であることの証拠としてマスコミに示した文書が本物との確認ができていないことから、詳しい調査が必要との見方を示した。

同担当者によれば、同議員が実際に徴兵免除になっていたのであれば、それを示す控えなどが軍に残っているはずだが、今のところ見つかっていないという。

この件については、下院軍事委員会の委員である同議員がプラユット前首相(元陸軍司令官)がいまだに陸軍施設内の住宅に居住していることから同住宅の視察を求めたことに対する軍側の嫌がらせとの見方が支配的だ。

ただ、TDCの担当者は、同議員の徴兵忌避疑惑は政治的なものでなく、前進党の信用失墜などを狙ったものでもないと明言している。

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