タイで深刻化する大気汚染 政府がマイカー利用の自粛呼びかけ
大気汚染のさらなる悪化がこの数日報告されていることを受け、タイ政府はこのほど、とりわけPM2.5の濃度が危険なレベルに上昇しているエリアの住民に対し、マイカーの利用を控えて公共輸送機関を使うよう呼びかけた。
セーター首相は2月15日、公害対策局からPM2.5の状況に関する説明を受けた後、「大気汚染がこの数日、ひどくなっている。政府はこの問題に取り組んでおり、国民も協力してほしい。ただ話題として取り上げるのでなく状況改善のための行動に移す必要がある」と訴えた。
関係当局によれば、2月15日時点でPM2.5濃度が健康に悪影響を及ぼすレベルだったのは全77都県中バンコクを含む44県となっている。