タクシン元首相の不敬容疑　４月10日以降に検察庁で再度取り調べ

２月18日に仮釈放となったタクシン元首相であるが、2015年５月に訪問した韓国・ソウルでのインタビューにおいて不敬発言とコンピューター犯罪法違反があったとされている。このため、警察庁技術犯罪制圧課は19日、元首相を検察庁に送検した。

その後、検察庁でアムナート検事総長が、「公正な扱いを望む」とする元首相の要請を受け入れ、新たな取り調べを行うことを決定。元首相は50万バーツの保証金を支払って保釈となり帰宅が許され、４月10日午前９時に検察庁に出頭して検事総長の決定を聞くよう指示された。

不敬などの容疑に関しては、検察と警察が今年１月17日にタクシン元首相に伝えていたが、元首相は容疑を否認。文書で「公正な扱いを望む」と伝えていた。仮に不敬発言とコンピューター犯罪法違反で有罪となれば、それぞれの罪で３～15年の禁錮刑が科されることになる。