タクシン元首相にカンボジア前首相が面会 次女にカンボジア求める
タイの隣国カンボジアで長年にわたって首相を務めたフン・セン氏(71)が2月21日、タイを訪れ、バンコク都バンプラット区チャランサニットウォン通りの邸宅でタクシン元首相(74)に面会し、旧交を温めた。
タクシン元首相は、現在カンボジアで君主の最高諮問機関である枢密院の議長を務めるフン・セン前首相とは以前から親交があり、事実上の亡命生活を送っていた2011年9月にもカンボジアを訪れ当時のフン・セン首相と親交を深めたほど。
また、面会に同席した、タクシン元首相の次女で中核与党・タイ貢献党党首を務めるペートンターン氏に対し、フン・セン前首相から「来月カンボジアを訪問してほしい」との招請があったという。フン・セン前首相はカンボジアからタイに飛行機で向かう自身の様子やタクシン元首相と一緒の写真をネット上に投稿している。
なお、写真のタクシン元首相は仮釈放時と同じく首サポーターと右腕に腕つり用アームサポーターを付けていたが、その理由は報じられていない。