工科大学の学生・卒業生らがキャンパス移転に反対 バンコク都心でデモ行進
ラチャマンカラ工科大学タワンオーク校のウテンタワイ・キャンパス(バンコク都パトゥムワン区)移転に抗議する同校の学生と卒業生など数百人が2月26日午前、バンコクのパヤタイ通りを北から南にデモ行進。移転反対を訴えた。
「ウテンタワイ・ビルダーズ・スクール」と呼ばれていたウテンタワイ・キャンパスの敷地は、国立チュラロンコン大学から約70年前に借りたもので、貸借契約は2003年に切れている。チュラ大側は1975年から土地の返還を求め交渉していたが、決着が付かず、行政裁判所にキャンパス移転を命令するよう提訴。そして昨年12月14日、最高行政裁判所がウテンタワイ・キャンパスの移転を命ずることになった。
政府の財政支援の下、バンコクに隣接するサムットプラカン県バンプリー郡に新キャンパスを開設することが打診されたが、学校側はこの申し出を拒否している。