酒消費制限のためアルコール飲料に絵付き警告文を表示 世論調査で約9割が反対
タイ政府が観光促進のために遊興施設の営業時間を拡大するなどしてアルコール飲料の消費も増えることが予想される中、政府部内から酒の消費を制限すべくアルコール飲料にも絵付き警告文表示を義務づけるべきとの案が出ている。
だが、保健省疾病対策局はこのほど、酒の瓶や缶に絵付き警告文を付けることに大多数が反対しているとの世論調査結果を発表した。
同案は、現在タバコのパッケージに付けられている喫煙に起因するとされる疾病の患者や患部のおどろおどろしい絵を伴った警告文を酒の瓶や缶にも付けさせようというもの。だが、同局が実施した世論調査では、回答者1040人の約87%が酒の絵付き警告文に不同意だった。この結果は、検討小委員会を経て、アルコール飲料規制委員会に報告されることになっている。