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プーケットで不動産価格高騰 法務省特別捜査局が不正資金洗浄の可能性に言及

タイ南部プーケット県の不動産取引市場ではここ数年、これといった理由もなく価格が上昇しており、外国の犯罪組織がマネーロンダリング(不正資金洗浄)のために同市場に資金をつぎ込んでいるのではないかと法務省特別捜査局(DSI)が疑っている。

同県では、外国人による不動産購入も増えており、この数年間に不動産価格が15~20%ほど上昇。この点、プーケット不動産協会のメータポン会長は、「値上がりに関しては複数の理由が考えられる。例えば、ロシア軍のウクライナ侵攻でプーケットを訪れる裕福なロシア人が増えており、彼らが住宅や分譲マンションを購入している。また、プーケットはインターナショナルスクール、整備された交通インフラ、ヨットの停泊できる施設、ゴルフ場などがあり、富裕層の外国人に人気がある」と説明する。

ただ、DSIでは、プーケットの不動産価格上昇が外国の犯罪組織や外国人の犯罪者が犯罪で得た資金をその出所をわからなくするために不動産投資に使っている恐れがあると疑っているとのことだ。

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