セーター首相が約束 「今後2カ月は外遊しない」 タイ国内問題軽視との批判受け
セーター首相はこのほど、「首相になってから外国にばかり行っている」との批判が一部で出ていることから、X(旧ツイッター)に「今後2カ月間、外遊しない」と書き込んだ。関係筋によれば、この書き込みは、あるタイ字紙のコラムニストが紙上で「もっと国内問題に目を向けて欲しい。問題が起きているバスターミナルや北部で山火事と闘っている消防隊の仕事ぶりなどを視察して欲しい」などと批判したことに反応したものという。
ただ、セーター首相は「3月14日から5月15日まで私は外国に行かない。私は人々のコメントや懸念に目を通している。低所得者層が利用者の大半を占めているモーチット・バスステーションにも足を運ぶつもりだ。ただ、私の外遊は国益を最優先に考えたものであることを忘れないで欲しい」とも書き込んでいる。
セーター首相は首相就任から現在までの約6カ月間、自身の時間の約30%を執務室での仕事に使い、外国旅行には15回出かけている。