タナトン元新未来党党首が前進党議員に移籍準備呼びかけ 「解党判決は不可避」
タナトン元新未来党党首はこのほど、最大野党・前進党が憲法裁判所によって解党処分となることは避けられないとして、同党所属議員に対し、政党移籍の準備に入るよう呼びかけた。
新未来党は、同党にタナトン氏が1億9000万バーツを貸し付けたのは政党法に違反するとして2020年に憲法裁から解党処分を受けている。
同氏は前進党所属議員に対し、同党解党に備えて設立された政党に移る準備に入るよう呼びかけ。また、解党となれば、ピタ前党首を含む前進党幹部10人ほどは10年間の公民権停止となる見通しであることから、タナトン氏はこれら幹部を今後も支援してゆくと明言する。
前進党は、昨年5月の総選挙の運動中に不敬罪を規定した刑法112条改正を公約に掲げたことが君主制転覆の試みとされ憲法裁から有罪判決を受けているため、同裁判所が前進党解党の判決を下す可能性が高いとされている。