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タイ中銀 政策金利を2.5%で据え置き タイ経済成長を楽観視 首相の反発必至

タイ中央銀行は4月10日に開いた金融政策委員会(MPC)で、タイ経済が前年を超えるレベルで成長しつつあることなどから、政策金利(翌日物レポ金利)を2.5%に据え置くことを決めた。これでMPCは3度連続で同金利を据え置くことになる。

ピティMPC書記は、「中銀としては、今年第1四半期のタイ経済成長が昨年第4四半期を上回ると予想している。今年は四半期毎の経済成長率が前年同期を上回る見通しであり、来年のタイ経済成長率は3%になる見通し」と述べている。

タイ経済の先行きが比較的明るいとの見方に基づきMPCでは委員7人のうち5人賛成、2人反対で政策金利の据え置きが決まった。

なお、反対の2人は0.25ポイントの利下げを要求していたことから、以前から利下げを要望しているセーター首相兼財務相が今回の据え置き決定に異を唱えることは確実視されている。

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