ハンスト中に死亡の女性活動家にセーター首相が弔意 タクシン元首相との待遇差に批判も
セーター首相は5月15日、不敬容疑で逮捕され、勾留されていた女性活動家のネティポン容疑者(28)がハンガーストライキ中に死亡したことに対し、弔意を表した。首相はこの件について法務省から説明を受けた後、同省に対し、同容疑者が死亡した経緯を詳しく調べるよう指示したと明らかにした。
同容疑者はハンストを続けていて身体が弱っていたことから受刑者拘禁施設を管轄する矯正局の病院に収容されていた。しかし、14日午前6時すぎに心臓発作を起こし、タマサート大学付属病院に緊急搬送されて手当を受けたが、同日午前11時22分に死亡した。
今回の出来事を受け、タクシン元首相が病気を理由に警察病院の特別室に入院する形で服役することが許されたうえ今年初めには仮釈放が認められてほぼ自由の身となっていることから、矯正局の対応の違いを疑問視する声も上がっている。