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6月は「プライド月間」 タイ政府は関連イベント開催で40億バーツの経済効果に期待

毎年6月はLGBTQ(※)への理解を深め、権利を啓発する「プライド月間」となり、世界各地でさまざまなイベントが開催されるが、タイでも性の多様性を祝う最大級のイベントである「バンコク・プライド」がバンコク都内で催される。

プライド月間とは、1969年6月に「ストーンウォールの反乱」と呼ばれる、ニューヨークにあるゲイバーで警察官による不本意な摘発から起きた暴動がきっかけで始まったもの。プライド月間の6月は、LGBTQ+やマイノリティたちの権利や文化、コミュニティへの支持を示す政治・抗議運動などを含んだ様々なイベントが行われる。

一方、チャイ政府報道官は5月26日、「プライド関連イベントにより約86万人がタイに集まり、約40億バーツに上る経済効果が期待される」との試算を発表した。同報道官によれば、経済効果などの予想はタイ国政府観光庁(TAT)が算出したものだが、TATでは、LGBTQ+コミュニティの誇りや自尊心を意味する「プライド」にフレンドリーな国としてタイを世界にアピールすることでタイ観光業の成長を促進させたい考えだ。

(※)LGBTQは、「Lesbian(レズビアン)」、「Gay(ゲイ)」、「Bisexual(バイセクシュアル)」、「Transgender(トランスジェンダー)」、「Queer(クィア)/Questioning(クエスチョニング)」の頭文字を取ったもの。

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