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世論調査「今選挙なら誰を首相に選ぶ」 セーター首相は4位 トップはピタ元前進党党首

プラチャーティポック王立学院はこのほど、「首相適任者としてはセーター氏は第4位」などとする世論調査結果を発表した。これに対し、セーター首相は、「今年度の国家予算執行が遅れていることを言い訳にはできないだろう。(調査結果は)国民の意見が反映されているので、我々は尊重しなければならない」と述べ、謙虚な姿勢を見せた。

調査では、「今総選挙が行われたら、誰を首相に選ぶのが適切か」との質問に対し、最多の46.9%が「ピタ氏(最大野党・前進党の前党首)」、17.7%が「プラユット氏(前首相)」、10.5%が「ペートンターン氏(タクシン元首相の次女で中核与党・タイ貢献党党首)」、8.7%が「セーター氏(現首相)」、3.3%が「アヌティン氏(与党・タイ威信党党首)」、1.7%が「チュリン氏(野党・民主党前党首)」、0.4%が「プラウィット(与党・国民国家の力党党首で前副首相)」と回答した。

また、「選挙が実施され、1党だけを選ぶとしたら、どの党か」との質問では、最多の35.7%が「前進党」、18.1%が「タイ貢献党」、11.2%が「タイ威信党」などと回答した。

前進党は昨年5月の総選挙で最多議席を獲得したものの、当時のピタ党首を首相に擁立できず、結局連立政権から排除。また、総選挙運動期間中に不敬罪を規定した刑法112条の改正を公約に掲げたことが「王制転覆の試み」であり憲法違反であるとされた。これに伴い憲法裁に同党解党が請求されており、前進党は解党処分になるとの見方が支配的となっている。

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