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タイ警察長官に資産隠し疑惑 英国で購入した2000万バーツ相当の住宅2軒を申告せず

タイ警察庁の長官と副長官の間に確執が存在するとされる問題に関連して現在、一時的に首相府相の閑職に異動しているトーサク警察庁長官とその妻に資産隠し疑惑が浮上している。

官僚や国会議員とその配偶者には就任時と離任時に国家汚職制圧委員会(NACC)に資産報告を提出することが義務づけられているが、トーサク長官夫婦はロンドンに資産を保有しながら報告していなかったとされる。

トーサク氏は5月30日、「私は今休暇中で、(資産隠し疑惑について)最近知ったばかりだ。必要書類を準備して弁護士とともにNACCに行って説明する」と述べており、また、NACCが28日の面会を設定していたのに応じなかったことについては、「すっぽかすつもりだったわけではない。NACCには面会を6月初めごろに再設定するようすでに求めている」と説明した。

この件について、ニワッチャイNACC事務局長は29日、「トーサク氏と妻に聞きたいことがあるので5月28日にNACCに来てもらうよう5月7日に呼出状を出したが、結局来てもらえなかった。その理由は納得のいくものだった」と述べている。NACCによれば、トーサク氏と妻はロンドンに2000万バーツ相当の2軒の住宅を保有しているが、資産報告されていないとのことだ。トーサク氏は過去にこの住宅について「妻が投資したもの」と説明していた。

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