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犯罪組織の銀行口座利用を阻止 タイ中銀「口座開設者の資金のやりとりなどを精査」

犯罪組織が第三者に開設させた銀行口座を犯罪関連の送金などに使っていることが問題となっているが、タイ中央銀行はこのほど、このような口座を減らすべくチェックなどを厳重に行う方針を明らかにした。

中銀担当者は、「犯罪に使われている可能性のある銀行口座の管理を厳しくするのではなく、銀行の内部データ、タイ銀行協会の中央詐欺記録(CFR)、不正資金洗浄対策室(AMLO)のデータと照合しながらその口座の開設者に不正な資金のやりとりなどがないかを調べる」と説明する。CFRは今年7月31日に稼働開始の予定。

なお、昨年1年間に犯罪に利用されている疑いがあるとされた銀行口座は合計20万件あまりで、そのうち30%ほどが新規に開設された口座だった。

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