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セーター首相が早期の辞任・下院解散否定 「司法に判断を委ねる。逃げ出すことはない」

セーター首相については、過去に有罪判決を受けたピチット氏を先の内閣改造で首相府相に起用したことが憲法に違反するとして訴えられたことから、有罪判決が出て首相の座を失う前に、これを回避すべく早い段階で辞任もしくは下院解散に踏み切るのではないかとの見方も出ている。だが、首相はこのほど、辞任も解散もしないと明言した。

この訴えは、有罪となった人物を閣僚に起用した首相の行為は政治倫理に関する憲法規定に違反するというもの。首相は、「私は(辞任や下院解散を)考えたこともない。司法に判断を委ねる。逃げだそうとは思わない。司法の手続きにおいて質問を受けたら、私には返答する義務があり、また、司法の判断を尊重する」と述べている。

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