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互選方式の上院議員選挙での票の遣り取りは違反行為とはならない 中央選管が見解

現在進められている上院議員選挙では、有権者による投票でなく、候補者同士の投票による互選で候補者を絞り込む方式が採用されている。このため、特定候補を当選させる目的で複数の者が立候補したり、候補者が他の候補者に特定候補への投票を求めたりしているのは違反ではないかといった指摘が出ているが、中央選挙管理委員会のサウェン事務局長はこのほど、候補者が他の候補者に自身への投票を求めたり、特定候補への投票を求めたりするのは選管のルールに反しないと説明した。

また、「今回の上院選は不正が蔓延し、おびただしい数の苦情が選管に寄せられている」との指摘について、事務局長は、「候補者が合計で4万人にも及ぶことを考えれば、苦情が多いとは言えない。寄せられた苦情については選管が調査を行い、不正があれば法的措置を講ずる」との考えを示した。

これまでの5年間、上院議員は軍部によって任命された250人が務めてきたが、新たに選ばれる上院議員は、20職種のそれぞれを代表する10人、合計200人で構成される。

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