上院選挙で最後の互選 与党第2党の基盤県が14人と最多 タクシン元首相の義弟が落選
上院議員選挙は6月26日、候補者を最終的に200人に絞り込むための最後の互選が午後8時に開始され、約9時間後の27日午前4時52分まで行われた。その後、最後に残った200人および予備の100人の氏名が発表された。当選者は7月2日に正式発表される予定だ。
最終選考を通過した200人は、出身都県別だと東北部ブリラム県が14人と最多。以下、バンコク都が9人、東北部スリン県と中部アユタヤ県がそれぞれ7人といった順。ブリラム県は与党第2党・タイ威信党の拠点であり、同県出身者はタイ威信党とつながりがあるとみられている。
なお、タクシン元首相の義弟であるソムチャイ元首相も上院選に立候補していたが、最終選考を通過できなかった。