タイのコメ輸出 今年上半期で500万トンに達する 第3四半期は割高感で減速か
タイ商務省によれば、タイのコメ輸出は今年上半期(1~6月)に約500万トンに達したが、第3四半期(7~9月)に関しては、ベトナム、インド、パキスタンのコメが市場に溢れタイ米の割高感が強まることから、バイヤーが購入を控えることで減速することが予想されるという。
同省の統計では、今年1~5月期のタイ米輸出は405万トン、946億4091万バーツと好調で、前年同期の348万トンを上回った。
ただ、今年に入って今のところ、タイ米の最大の輸入国であるインドネシアは、入札によってコメ業者を決めていることから、タイ米が他のコメ生産国のコメより割高となれば、輸入されない可能性があるという。
なお、商務省外国貿易局とタイ米輸出業者協会は今のところ、タイは今年、750万~800万トンのコメ輸出が可能としている。