脳卒中で交通事故起こした運転手を警官が酩酊と誤認 知人女性が警察告訴の構え
バンコク都内で先ごろ起きた交通事故で、警察が飲酒運転容疑で逮捕した運転手が数日後に病院で脳卒中の合併症を引き起こし死亡した件で、知人女性が運転手(41)がヤーンナワー警察署に2時間ほど留め置かれていたことを問題視。「迅速に病院には搬送していれば、助かったかもしれない」として警察を告訴する構えを見せている。
運転手の男性はスワンナプーム空港で客を送迎するサービスに従事していたが、バンコク都内で客を降ろした後、激しい頭痛に見舞われて知人女性に電話し、女性からすぐに病院に行くよう言われたものの、そのまま運転。容体がさらに悪化して交通事故を起こしたという。
現場に臨場したヤーンナワー署の警官は、飲酒運転と判断して運転手を署に留め置いたが、意識を失ったため運転手を病院に搬送。3日後に運転手の男性は脳出血の合併症で死亡した。病院での検査では、飲酒を示す結果は出なかった。