タイ国籍取得代行サービスの巨大看板問題 関与の中国人女性に事情聴取 不法就労が発覚
バンコク都内の交差点に設置されていた「タイ国籍取得代行」をPRする巨大広告看板を政府が先ごろ、違法性が疑われるなどとして撤去した問題で、タイ警察が看板設置に関与した中国人女性(35)から事情を聴取した。
この女性によれば、看板の制作と設置については中国語のアプリなどを通じて香港から連絡があったという。ただ、発注してきた企業の名前などは分からないとしている。
問題の広告には、中国人とみられる男性が旅券を手にしている写真があったが、女性によれば、この男性が発注主だと思っていたとのことだ。
また、巨大広告看板は制作と設置スペースレンタルに約20万バーツかかり、女性は報酬として1万7000バーツほどを受け取っていた。このため、女性は労働許可証無しで働いたとして不法就労の罪に問われることになった。