解党命令の前進党所属議員を3000万バーツで買収か　ピタ前党首「金銭では動かない」

タイでは下院議員に政党所属が義務づけられていることから、憲法裁判所から解党が命じられた最大野党・前進党の議員は60日以内にいずれかの政党に移籍する必要がある。このため、前進党議員を2000万～3000万バーツを提供して自身の所属政党に引き入れようと画策する閣僚がいるとの指摘が前進党サイドから出ているが、セーター首相は８月７日、「そのようなことは承知していない」と述べるとともに、金銭提供による他党からの議員引き抜きは正しいことではないと訴えた。

なお、前進党のピタ前党首は、「我が党の議員は確固たる政治的信念を持っており、金銭などの提供を条件を政党を移籍することはないと確信している」と述べている。