ラチャマンカラ工科大スワンナプーム校「新入生歓迎式」で在校生が新入生と保護者に暴行
タイでは大学などでも上級生が新入生に過酷な試練を強いる手荒な「新入生歓迎式」が続いていることが問題となっているが、スチャダ暫定高等教育科学研究改革相はこのほど、ラチャマンカラ工科大学スワンナプーム校で新入生が新入生歓迎式から抜け出そうとしたところ複数人から暴行を受けて重傷を負う事件が起きたことから、教育機関でこのような事件が再び起きないようしっかりと対応すると明言した。この事件では負傷した学生の父親も暴行を受けている。
スチャダ大臣は、「大学当局は事件に関与した学生を停学にしたり、重大な校則違反の学生を退学処分にする必要がある。現在警察が事実関係の解明に当たっている」と述べた。
大学関係者は、今回の事件について、「大学としては新入生をしごくようなイベントの開催は許可していない。暴力を振るった学生については厳罰に処す方針」と明言した。ラチャマンカラ工科大学は日本の複数の大学と交流協定を結んでいる。