プラウィット国民国家の力党党首 女性記者の頭部を数回叩く 報道2団体が強く抗議
国民国家の力党党首で副首相経験者のプラウィット下院議員(79)が先ごろ、ぶら下がり取材中の女性記者の頭を手で叩いたいたことは暴力に当たるとして、タイ放送ジャーナリスト協会とタイ・ニュース放送評議会から国会議員にあるまじき行動との抗議を受けた。
女性記者は、タイ貢献党のペートンタン党首が新首相に選出された下院の首相指名選挙をプラウィット議員が欠席したことなどを質問したが、これが気に障ったのか、あるいは以前から同記者を快く思っていなかったのか、乱暴な行動に出ることになった。
セーター氏の首相失職に伴い新首相に就任することを大いに期待していたものの、ペートンタン党首に首相の座を奪われ、たいそう機嫌が悪かったとの指摘もあるが、抗議を受けたプラウィット議員側は、「旧知のジャーナリストに悪ふざけのようなことをすることがある」などと苦しい説明。しかし、報道2団体は、「プラウィット議員の行動を録画したビデオを繰り返しチェックしたが、記者に対する受け入れ難い行動があった」として強く批判している。