タクシン元首相の影響力発揮を理由にタイ貢献党解党請求 中央選管「届いていない」
ペートンタン首相が党首を務めるタイ貢献党については、同党幹部のウィスット議員が先ごろ「憲法裁判所による貢献党解党の命令を引き出すために匿名希望者が中央選挙管理委員会に憲法裁に訴えを起こすよう要請した」と述べたが、中央選管のイティポン委員長は9月1日、選管にそのような要請がまだ来ていないと報告した。
ウィスット議員によれば、この匿名希望者は、貢献党の党員や役員でないタクシン元首相が党の運営などに強い影響力を及ぼしており、憲法が禁止する「部外者が党を支配している状態」に該当するとして、選管に対し憲法裁に訴えを起こすよう要請したものという。
だが、イティポン委員長の今回の発言で同議員の指摘の信憑性が問われることになった。