タイ南部パタルン県のバナナ農家 ゴールデンバナナ人気の高まりで収入が倍増
タイ最南部3県のひとつ、パタルン県ではバナナ農家の収入が最近になって以前の約2倍に増大している。これは、タイ語でクルアイ・ホームトーンと呼ばれるゴールデンバナナが人気で値上がりしていることが最大の要因という。
同県バーンケーオ郡のバナナ農家のリーダーによれば、ゴールデンバナナの1キロ当たりの値段は約15バーツから約30バーツに上昇。その理由として、人気の高まり、昨年下半期の少雨に伴うバナナの供給不足が挙げられるという。 同リーダーによれば、バーンケーオ郡では、土壌がゴールデンバナナに合っており、ゴムの木、稲、アブラヤシに比べて育成状態がよいことから、多くの農家がゴールデンバナナの栽培に乗り換えているとのこと。「他の地域でゴールデンバナナを栽培する動きはあまり見られないため、このバナナの高値はしばらく続きそうだ」と話している。