洪水被害が北部から東北部に拡大 メコン川が増水・氾濫 ノンカイ県で避難呼びかけ
大雨に伴う河川の増水・氾濫による洪水の被害は当初、チェンライ県など北部に限定されていたが、9月14日には数百キロ離れた東北部ノンカイ県も深刻な水害に見舞われた。
同県ムアン郡(県庁所在地)などは2日に及ぶ大雨の結果、ラオスとの国境線となっているメコン川が増水・氾濫したことで一帯が冠水状態となった。同郡の観測地点で計測されたメコン川の水深は14日午前9時時点で13・67メートルで前日を57センチ上回っていたが、午後2時半には13・72メートルに達し、当局が安全な場所への避難を付近の住民に呼びかけた。また、洪水に起因する停電と断水も報告されている。