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1万バーツ受給の登録者数 4500万人想定が3600万人 「政府を信用してない」

タイ国民に1人当たり1万バーツを給付するという政府の目玉政策、デジタル・ウォレット・プログラムでは、給付金を受け取るための登録を国民に呼びかけていたが、蓋を開けてみたら、登録者数はわずか3600万人あまりで、政府が見込んでいた4500万人に約900万人足らなかった。

これについて、財務省は、「給付金を約1000億バーツ節約できる」と説明するが、「政府の給付金計画を国民が信用していない証ではないか」との質問にラワロン財務事務次官は返答しなかった。

同省によれば、期限の9月15日までに登録を済ませた人は3600万人ほどだったが、登録期間は1カ月半ほどもあったので、期限の延長は予定されていないとのこと。政府は当初、全人口7170万人(2020年)のうち、16歳以上で年間所得84万バーツ未満・蓄え50万バーツ未満の人、合計約5000万人が給付対象で、うち実際に給付金を受け取るのが約4500万人と見込んでいた。

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