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最低賃金全国一律400バーツ 10月1日からの施行は無理か 委員会の足並み揃わず

タイ政府は現在都県別に設定されている1日当たり最低賃金を新年度の始まる来月10月1日から全国一律400バーツに引き上げる方針を示している。しかしながら、最低賃金の改定などに大きな影響力を持つ、政府、雇用者、被雇用者の代表で構成される賃金3者委員会の足並みが揃わず、間近に迫った年度初めからの引き上げは難しいとの見方が出ている。

同委員会では9月20日に400バーツへの引き上げが承認されると見込んでいたが、パイロート労働事務次官によれば、複数の雇用者と政府の代表が会合を欠席して定足数に達せずに検討は流会となった。同委員会の会合は委員15人の3分の2、すなわち10人が出席すれば成立するが、20日の会合に現れたのは合計9人だった。

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