一定の条件に該当するタイ国民に１万バーツを給付するという政府のデジタル・ウォレット・プログラムの第１弾が、９月25日から30日にかけて福祉カードを持つ社会的弱者と身障者にまず給付された。

これについて、財務省財政政策室（EPO）のポンチャイ事務局長はこのほど、「給付対象者のうち１万バーツを受け取れなかったのはわずか２％」と述べ、順調な滑り出しとの認識を示した。具体的には、約２％に当たる38万1287人には１万バーツを送金できなかったが、（１）送金先の銀行口座がすでに存在しない、（２）口座番号の間違いーなどが主な原因という。

１万バーツ給付では、10月22日、11月22日、12月22日に送金が予定されており、まだ送金を受け取れてない人は最終の送金までに口座に関する間違いを修正してほしいとのことだ。