ペートンタン首相 ドーハの首脳会談でタブレット見ながら発言 一部で批判も政府は擁護
中東カタールの首都ドーハで先ごろ開かれたアジア協力対話(ACD)の首脳会合でペートンタン首相がiPadを見ながら発言したことに一部で批判が出ている。
これに対し、首相はこのほど、バンコクのホテルで開かれた記者会見で、「微妙かつ国益にかかわる話題では正確さが求められる」と述べ、タブレットを見ながら意見を述べたことは正しく、何も問題はないとの認識を示した。首相は、「会合がタイ語で行われていたならiPadは必要なかっただろう」とも述べている。
外務省の報道官も「首脳会合では他の出席者の中にもスマートフォンを見ながら話している人がいた」と擁護。プームタム副首相兼国防相は、「首脳会合などでは自国に有利な条件を引き出すことが最も重要であり、タブレットを使ったかどうかといった些末な話に気をとられないでほしい」としている。