ネウィン氏がタクシン元首相と面談　アヌティン威信党党首が仲違い説を否定

主要与党・タイ威信党の党首を務めるアヌティン副首相兼内相はこのほど、同党創設者の１人で、2005～06年にかけてタクシン政権で閣僚を務めたネウィン氏が先ごろ、タクシン元首相に会って話をしたと明らかにした。ここにはアヌティン党首も同席したという。

同党首は頻繁に元首相の自宅を訪ねて一緒に食事などをしているが、10月４日がネウィン氏の66歳の誕生日であることから、誕生日祝いで同氏をタクシン宅に誘ったものという。

タクシン元首相は過去にネウィン氏と仲違いしていたとの報道もあり、記者からは「２人は仲直りしたのか」との質問が出たが、アヌティン氏は、「２人が仲違いしていたという話は全くのウソ」と返答した。

なお、タクシン元首相については、「娘のペートンタン首相を背後から操っているのでないか」と院政を疑う声が支配的だ。