タイ最南部ナラティワート県で地元名士の村長が4人組の武装グループの襲撃受け死亡
タイ最南部3県のひとつナラティワート県で先ごろ、村長が武装した4人組に襲われて死亡する事件が起きた。
ルーソ郡ルーソ町の村長を過去に2回務めたことのあるウィチェート現町長が衣料品工場の会議室で工場の幹部と話をしていたところ、オートバイ2台で乗り付けた黒装束の4人組が突然入ってきて持っていた自動小銃とみられる武器で町長を射殺すると、すぐに再びオートバイに乗って現場から逃走。顔面も黒い布でお覆った犯人の姿は工場の防犯カメラに映像が残されていた。
報道によれば、村長はナラティワート・スポーツ協会の会長を務めるなど地元の名士で、また、工場は地域発展のための様々な活動の場となっており地元経済の発展に貢献していたとのことだ。
タイ南部14県はイスラム教徒が比較的多いことで知られているが、そのうちの最南部3県は特にイスラム色が強く、20年以上前からイスラム過激派によるテロが頻発している。