バンコク都内約35カ所でPM2.5濃度が安全基準を上回る 空気質情報センター発表
タイは雨の降らない涼期に入って北部や首都圏で大気汚染の悪化が懸念されているが、バンコク都庁空気質情報センターによれば、都内の35か所ほどで11月10日、PM2.5濃度が安全基準を上回ったことが確認された。同センターでは大気汚染悪化による健康被害に注意するよう都民に呼びかけている。
PM2.5のタイの安全基準は37.5μg/立方メートル未満。一方、日本の環境基準は、年平均値(長期基準)が15μg/立方メートル未満、日平均値(短期基準)が35μg/立方メートルとなっている。同センターによれば、バンコク都内のノンケーム、トンブリ、クロンサムワー、タウィーワタナなどでは43.8μg/立方メートルを超えるPM2.5濃度が観測されたという。