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タクシン元首相のタイ貢献党実質支配は憲法違反 タイ人弁護士の訴えに検察が起訴手続き

現連立政権の中核をなすタイ貢献党が部外者であるタクシン元首相に牛耳られていて憲法違反の状態であるとの訴えについて、検察当局が憲法裁判所に起訴する手続きをとったことがこのほど分かった。

この件はティーラユット弁護士が提訴したもので、憲法裁は11月22日に受理するか否かを検討、決定する予定だ。

貢献党は、タクシン元首相が1998年に創設したタイ愛国党の流れを汲むタクシン派政党だが、タクシン氏は貢献党の役員でも党員でもなく部外者。だが、タクシン氏は国外逃亡して事実上の亡命生活を送っていたときからタクシン派政党に強い影響力を及ぼしていたとされ、以前にも「タクシン氏がタクシン派政党を牛耳っているのは、部外者による政党支配を禁じた憲法規定に違反しており、解党処分とすべき」といった意見が出ていた。

なお、タクシン氏は、国外逃亡中に韓国で現地新聞社のインタビューで不敬な発言があったとして起訴されており、いつ裁判が始まり、どのような判決が下るかにも関心が集まっている。

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