プーケットの不動産市場 高級物件の人気が上昇 昨年の売上は過去最高に
タイ南部の観光の島プーケット県では不動産の販売が好調で、特に高級物件の人気が高まっている。タイ証券取引所(SET)上場の不動産取引会社プラウド・リアルエステートによれば、プーケットでは2022年ごろからとりわけ高級物件がよく売れており、その売り上げは昨年過去最高を記録したが、今後さらに伸びることが予想されるという。
同社幹部は、「高級物件は供給がかなり多く、需要も相当量にのぼっている。購入者の60~70%はロシア、イスラエル、中東諸国などに住む外国人で、残り30~40%はバンコク在住かプーケットに居を構えている外国人」と説明している。 不動産業界筋は、「ロシア人の多くにとってプーケットはロシア国内のトラブルを忘れさせてくれる安楽の地であり、そこにある高級不動産は安全な投資物先になっている」と指摘する。