カンボジアの元議員殺害事件 首謀者が判明 パタヤの顔役 動機は個人的恨みか
バンコク都内で先ごろ、隣国カンボジアの元野党議員リム・キムヤ氏(73)が元軍人のタイ人エーカラック容疑者に射殺された事件で、タイ警察が首謀者とされるカンボジア人の男ラタナクラクスメイ・リ(43)の逮捕状をとって行方を追っていることが1月15日までに分かった。
首都圏警察のアタポン長官は15日、「(タイ東部チョンブリ県)パタヤ市でソムワンというタイ名で知られていたこのカンボジア人がエーカラック容疑者を殺人のために雇ったとみられる」と明らかにした。 エーカラック容疑者が自供したところによれば、首謀者の男は元議員に個人的な恨みがあり、容疑者に殺害を依頼。容疑者は元議員については何も知らなかったという。警察は首謀者とされる男が過去数年間に100回以上出入国を繰り返していたことを確認済み。