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大麻販売規制を「自由化」前のレベルに巻き戻し 保健相が必要性を説明

大麻販売を医療目的での使用に限って認めるという本来の形に戻すべく嗜好目的での大麻販売を厳しく取り締まるとのタイ保健省の方針について、ソムサク保健相はこのほど、「多くの大麻関連ビジネスにとってプラスになる」と指摘した。

現在、大麻販売に携わっている人々が「商売に支障が出る」などとして同方針に反対する動きを見せている。だが、保健相によれば、大勢の人が嗜好目的で大麻を購入している現状を放置すれば、資金力のあるところがいずれ大麻ビジネスを独占し、このビジネスに携わっている多くの人が不利益を被ることになるという。

なお、大麻に対する姿勢をタイ当局が改めた背景には、与党第2党で大麻推進派だったタイ威信党がカンボジアとの国境紛争に絡んでペートンタン首相が厳しい批判に晒されていることなどを理由に現政権を離脱したこと、および大麻ショップの急増を快く思っていない人が少なくないことから支持率低下の著しい政府の評価を少しでも上げる目的があるとの見方が支配的だ。

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