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米中マレーシアの後押しでカンボジアとタイが一応の停戦合意

タイとカンボジアの国境を巡る長年の領有権紛争が再燃し、軍事衝突に発展したことで、両国で多数の民間人および軍人が死傷する事態となっていた。こうした中、米国のトランプ大統領の強い意向を受け、7月28日、タイのプームタム首相代行(副首相兼内相)とカンボジアのフン・マネット首相がマレーシアで会談を実施。29日午前0時より無条件の停戦を発効することで一応の合意に至った。

今回の停戦協定では、米中両国の政府関係者およびASEAN議長国であるマレーシアのアンワル首相が仲介した。タイ保健省の発表によれば、今回の軍事衝突ではカンボジア側からの砲撃によりタイ国内で民間人14人が死亡、38人が負傷。さらに19の病院が何らかの被害を受け、約15万人が安全確保のため内陸部へ避難する事態となっている。

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