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類鼻疽の感染者が2000人超え タイ保健当局が国民に注意よびかけ

タイ当局はこのほど、類鼻疽(るいびそ)の感染者がこれまでに2036人確認され、うち92人が死亡したとして、感染に注意するようタイ国民に呼びかけた。

類鼻疽菌に感染することで発症する類鼻疽は、オーストラリア北部、東南アジア、南アジアなどで多く報告されており、通常は数時間~21日間の潜伏期を経て発熱を主とする様々な症状が現れる。発病から48時間程度で死亡するケース、数年後に突然の皮膚化膿や重度の肺炎などが現れるケースなどが報告されている。

アヌクン政府副報道官によれば、とりわけタイ東北部で農業従事者など土に触れることの多い人が感染しており、高齢者の感染が目立つ。

一方、タイ保健当局は、レプトスピラ菌を保有するネズミ、犬、家畜などの尿で感染するレプトスピラ症の感染者が今年、1895人に上っており、うち25人が死亡したとして、警鐘を鳴らす。病状であるが、感冒の症状のみで軽快する軽症型から、黄疸、出血、腎障害を伴う重症型(ワイル病)まで多様な症状を示しており、ワイル病の場合には早期に適切な治療がなされない場合、死亡率は20~30%に達している。

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