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カンボジア兵の遺体 タイが速やかな引き取り要請 カンボジアは国連に虚偽の訴え

タイとカンボジアの国境係争地に戦闘で死亡した複数のカンボジア兵の遺体が野ざらしにされたままとなっていることから、ナタポン副国防相はマレーシアで行われたカンボジア国防相との会議でこれらの遺体を速やかに引き取るようカンボジア側に求めた。同副国防相が政府庁舎で8月4日、明らかにした。

同副国防相によれば、これらのカンボジア兵はカンボジアのために戦って命を落としたのであり、カンボジアは兵士の遺体をそれ相応に扱う必要があるという。タイはジュネーブ条約の精神に則って何体かのカンボジア兵の遺体を丁重に回収してカンボジア側に送り返したとのことだ。

一方、カンボジアが「タイ側が捕らえたカンボジア兵を虐待している」などと虚偽の主張を繰り返していることから、タイ外務省は8月5日、捕虜虐待などがないことをはっきりさせるため、タイに駐在する国際機関の代表をタイ側に拘束されているカンボジア兵18人に面会させる予定。ニコンデート外務報道官によれば、カンボジア人権委員会はタイがカンボジア兵を不当に扱っていると国連人権委員会に訴えたが、タイとカンボジアの停戦を監視する派遣団の最高責任者であるマレーシア軍トップは先ごろ、マレーシアのメディアに対し「タイ側に拘束されているカンボジア兵の待遇には何の問題もない」と話しており、カンボジア側の主張が虚偽であることが明らかになっている。

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