期間限定バンコク週報無料購読キャンペーン実施中

タイ陸軍 国境地帯からは撤退せず カンボジアに強い不信感

タイとカンボジアの国境紛争鎮静化を目的に8月7日、マレーシアでタイ・カンボジア総合国境委員会(GBC)が開かれる予定だが、タイ・カンボジア国境を管轄するタイ陸軍第2管区のブンシン司令官はこのほど、GBCの結果の如何にかかわらず、タイ軍は国境地帯の主要11地点から兵を引くことはないと明言した。

タイとカンボジアはトランプ米大統領の強い意向を受けて無条件で停戦することに合意し、7月29日午前0時をもって停戦が発効した。だが、国境地帯では小規模の攻撃やドローンを使った越境偵察行為などが報告されており、依然緊張状態が続いている。

カンボジア側がタイ軍に撤退を要求していることについて問われた同司令官は、「我々はタイ領内にいるのであり、撤退はしない。侵略できないよう有刺鉄線を張り巡らし、我々軍隊が領内にとどまっている」と返答した。また、GBCについて同司令官は、「平和の維持に役立つことを望んでいる」と述べるとともに、「我々軍隊は持ち場を離れない」と強調した。

この記事がお役に立ちましたら
フォローをお願いします

シェアしていただければ幸いです
目次