カンボジア軍の対人地雷埋設にタイ外相が強く非難 オタワ条約に違反
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タイとカンボジアの国境地帯において、カンボジア軍が仕掛けたとみられる対人地雷の爆発で、タイ兵が足首から先を失う事例が相次いでいる。これを受け、タイのマーリット外相はこのほど、「執拗にタイの主権を侵害し、オタワ条約に違反している」と強くカンボジアを非難した。
国境紛争は近年再燃し激化している。タイ側によれば、国境地帯には旧ソ連製の対人地雷が多数埋設され、複数の兵士が重傷を負っている。当初は1999年のオタワ条約発効前に埋められた旧式の地雷とみられていたが、調査の結果、新たに埋設されたものであることが判明したとタイ側は説明している。
