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【物流】タイ陸橋プロジェクトに外資関心 総投資9976億バーツで2026年入札

タイ運輸省は、南部チュンポーン港とラノーン港を結ぶ「ランドブリッジ」計画の入札を2026年に開始する方針を発表した。総投資額は9976億バーツで、鉄道・高速道路・港湾開発を含む大規模プロジェクトとなるj。事業は50年間のPPP方式で民間に運営を委ね、2030年の第1期稼働を目指す。

この計画はマラッカ海峡の混雑回避を狙い、タイを域内物流の要衝に押し上げる国家戦略の一環。南部経済回廊(SEC)法案が年内に閣議を経て国会審議に入る予定であり、住民補償基金や用地取得スキームが盛り込まれる。

すでに中国港湾工事、DP Worldなど国内外の大手が関心を示しているという。費用対効果の試算では経済内部収益率14.77%と高水準であり、採算性も確認されている。日本企業にとっては、港湾建設、物流設備、インフラ関連投資での参画機会が広がることになる。

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